アリスのラベンダーガーランド

1月になったり4月になったり、一体今はいつ?!と言いたくなるほどの

気温の変化が続く毎日です。

ふと気づくと年末にはたわわに実っていた万両の実が全て食べられていて、軽くショック。

厳しい冬の餌場代わりになっているのだから良しとしましょうか。

かと思うとワイルドストロベリーが小さな赤い実を幾つもつけていたり、すっかり

葉を落としたブルーベリーの細枝に小さな芽が膨らんでいるのを見つけたり。

一雨ごとに植物が目覚めていくのを確実に感じる日々でもあります。

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なかなかこちらでご紹介できていないのですが、インスタや当ブログのお問い合わせ

からのご注文以外の販路として、昨年より少しずつCreemaとMinneのAzalea工房店に

出品しています。

詳しいことは「商品のご購入について」をご一読くださいね。

今回はその中から「不思議の国のアリスのガーランド・ラベンダーカラー」

ご紹介します。

 

アリスのラベンダーガーランド

このガーランドはラベンダーカラーに彩色されたイラストに一目惚れしたことから

生まれました。

アリスのイラストはやはりテニエル氏が一番好きです。

お気に入りのモチーフもたくさんあって、全部を一度に飾れないのが残念なくらい。

実は、先日の「花うさぎのペーパーガーランド」でも書いたように、私自身はガーランドを

飾る習慣がありません。

ガーランド制作に苦手意識すら持っていたのですが、「ガーランド以上のガーランド」と

決めたことで作る際の気持ちの壁がぐっと低くなりました♫

このガーランドはアリスのイラストが持つ元々の魅力をそのまま楽しむのではなく、

大人の部屋に飾るインテリア雑貨を目指して作り始めました。

一番大事にしたかったのはロマンチックな大人っぽさ、コケティッシュな少女っぽさの両方が

感じられること。

これはベースになったラベンダーカラーとグレーのコンビネーションからインスピレーションを

得ています。

 

フラッグは板紙などの下地は使わず、デザインペーパーをカットしただけの軽い仕立てのため、

リースやフレームに使うようなゴージャスなバラを貼るとバランスがとても悪くなります。

このため、なるべく平面的な花を選びたいのですが、これが難しい!

下手すると(悪い意味での)工作感満載というか、安っぽさが出てしまうんです。

いろいろな型やサイズで花の試作をした結果、この花なら!と決めました。

 

花が一列に並んだ際に単調にならないよう2種類のリーフを添えて動きを出しています。

数カ所に足したチュールは小さなものですが、あるとないとでは印象がかなり違うんですよ。

ランダムな濃淡の透け感で花葉とイラストを緩やかにつなぐとともに、控えめな華やかさを

足すことができるのが、こうした小さなチュールパーツのいいところです。

 

ガーランドの両端は、単体でもご利用いただけるフラワーパーツをトーンを合わせた

リボンと一緒に下げています。

ロマンチックとコケティッシュ両方の要素を持たせたいので、リボンはごく薄く繊細な

ものを2色使いにしてみました。

 

悪目立ちしないような色を集め、全体のトーンをぐっと抑えたことで、

大人の部屋に似合うガーランドになったかな、と思います。