この数日、夕焼け空がとてもきれいです。
早帰りの子どもが気づき、急いで見に来て！と誘ってくれるので、晩の支度の手を止めてひととき
夕陽を眺める時間があります。
暑いなぁ・・・と思うこの数日ですが、朝夕の空気感は確実に秋に近づいていますね。
（もう10月なのに、「近づく」って・・・）
コーディネートできるオブジェを作る
さて、先日ご紹介したエレガントハロウィン、このミニポスターと一緒に飾れるものが欲しくなっ
て作りました。
ポスター撮影の際に小道具として置いたミニブーケも雰囲気が合うので好きなのですが、数年来飾
りっぱなしなので新鮮味がないなぁ、と。
考えた末に、ポスターと同じようなカボチャのオブジェを作ることにしました。
色でコーディネートするか、形でするか、コンセプトでするか。
色は今のミニブーケがあるので今回はなしにして、形かコンセプトか。
エレガントハロウィンらしく花やレースで飾ったビクトリアン調の魔女の帽子も素敵です。
あるいは同じように飾った魔女のほうき？
ちょっと迷って、形でコーディネートすることにしました。
形でコーディネート
カボチャのオブジェはもう何年も前から作り方の違うものを幾つも作っているので、今回に合いそ
うな作り方を2つピックアップ。
最初にトライしたのはハニカムボールのようになるカボチャです。
シンプルなものよりも深く複雑な陰影が出せるため、カボチャのゴツゴツ感を表現するのに向きそ
う。ふんわりパウダリーな色で作れば、無骨なゴツゴツ感も強く出すぎずにいけるはず。
そんなふうにワクワクしながら貼り進めていったのですが・・・
う〜ん、いざ出来上がったものを見てみると、思ってたのと違うなぁ。
未練がましく閉じたり開いたりを繰り返した結果、この倍量で作れば良さそうという結論に。
複雑にしない方がよさそうと考えを変えて、シンプルに中心線のみ貼っていくタイプで作ってみた
ところ、こちらの方がきれいに見えることがわかりました。
単純な縦のラインの影が繰り返されるだけですが、不思議とカボチャのゴツゴツ感がしっかり出て
いる上に、色の効果で優しい雰囲気もバッチリ。
何より作るものずっと簡単なので、この形で進めることにしました。
色を合わせた花を数個作って載せれば完成ですが、それだけじゃなんだかつまらない・・・。
もうひと工夫
作ることが好きで絶えず何か作っていたい私なので、どんどん制作物が溜まっていくのが悩みです。
なので特にオブジェ系シーズンクラフトはなるべく収納しやすいサイズ感や形態を考えるようにし
ています。
大抵は100均のプラケースに入るサイズ、よくあるお菓子の箱にしまえる形など、自分や生徒さんに
嬉しいサイズをできるだけ選んでいます。
今回はさらにもうひと工夫して、シーズンオフにできるだけ小さくして収納できるようなものを
考えてみました。
アイディアの元はずっと以前、この仕事を始めて間もない頃に考えたペーパーカップケーキのデザイ
ンです。 とある作品コンペ用に考えたものが幸い審査をパスして喜んだのもつかの間、私のうっ
かりミスで結局世に出ることなく終わってしまったのです。
世には出せなかったその仕組みが使えるかもと閃き、急ぎやってみたらぴったりでした！
カボチャ本体とフラワーパーツは分解でき、さらにカボチャは畳むことができます。
小さな箱一つで余裕の収納、フラワーパーツだけを小さな花瓶にアレンジして飾り直すことも
可能です。
もちろん畳んだりせずに完成形をそのままにしておきたい方はバラバラにならないように接着仕上
げにしましょう。
直径も高さも約10cmの小さなオブジェなので、収納に困るサイズでは無いかと思います。
この作品は10月のカルチャーとホームクラスのレッスン作品の一つなので、ご興味ある方はお問い
合わせくださいね。
《ピンキッシュハロウィンオブジェのレッスン》
・キット代＋ポスター（フレームなし）＋３時間レッスン・・・3,800円
・キット代＋3時間レッスン・・・3,500円
です。
