アザレア工房とは

わかりやすいようにカタカナ表記で「アザレア工房」としていますが、

正式名は 「Taller de Azaleas」通称「Azalea工房」です。

工房ではどんなことができるのか、どんな人が運営しているのか、

工房名の由来などをご説明します。

Azalea工房で作っているもの・できること

作っているもの

主にファインペーパーを材料に大小いろいろなサイズのお花を作っています。

ファインペーパーとは様々な質感、手触りなどが出るように作られた洋紙の

総称で、色や厚さのバリエーションも豊富なことが特徴です。

この平面な紙を、あれやこれやの作業を加えて、美しく立体的に変身させた

ものがペーパーフラワーです。

作り上げたお花に更にリボンやパールなどの副資材を加え、ブーケ、リース、

ガーランド、アレンジメント……用途や飾る場所に合わせ、相応しい形に

仕上げていくのがAzalea工房です。

 

できること

Azalea工房では、ご自分でも作りたい方への少人数制講座を随時開講してい

ます。 自宅レッスンに来られる方はお仕事をされている方が多く、お仕事

の休みの日に不定期で通ってこられる場合がほとんどです。

(年に2回、毎月、一度だけ、と様々です)

決まったカリキュラムがあり何度も通わないといけない、好みではない作品を

作らないといけない、などの制約が全くないシステムのため、気軽にペーパー

フラワー作りを楽しんでいただけるとご好評を頂いております。

受講作品に限っては、受講後に当事者限定で同作品の材料をご購入いただけます。

 

完成品の販売もしております。これについては詳細「商品のご購入について」

をご覧ください。

 

工房を運営している人

晴れた日は暗くなるまで基地作りをしたり走り回ったりするのが大好きでした。

でも同時に、愛読書の一つが母が当時購入していた「婦人百科」で、世の中には

こんなにもたくさんの手芸があるのかと隅々まで眺めては、子どもには手に入ら

ない材料にため息をつき、簡潔な説明の行間に隠れたコツを読み取ろうと熟読する

子どもでした。

リリアン編み、フェルト人形、布人形、紙粘土細工、プラモデル、布小物、刺繍、

自分の服作り、パッチワーク、ビーズ細工、レース編み……。

その時々の興味の赴くままにいろいろな手芸を楽しんでいました。

 

長じてからは家族の仕事の都合で移り住んだ外国のコミュニティで刺繍やトール

ペイント、パーチメントクラフト、レプハード(メタルエンボッシング)、さらに

クラフトの域を超えて鍛鉄の小家具作りもやっていました。

そして駐在が長くなるに連れ、趣味で家族に作っていた布小物やカルトナージュ

など当時の現地で珍しかったものを請われて教えるようになったことが、この工房

の原点になっています。

その後、子育ての息抜きになる未経験のクラフトを探していたときに、アメリカ

でペーパーフラワーの通信講座をされている方を見つけたのが大きな転機に

なりました。

不慣れな英語に不安はありましたが、わかりやすく親しみやすい説明のおかげで

きれいなペーパーフラワーを自分の手で作れたことが感動でした。

更に2014年、日本のペーパーフラワー事情を調べていたときに出会ったのが、

(社)日本ペーパーアート協会®のペーパーフラワーです。 通信講座があり、

小さな子どもがいて外出しにくい自分でも学べることがわかり、即座に申し込み、

ペーパーアート講師の資格を取ったあと、Azalea工房をはじめました。

 

Azalea工房の名の由来

よく、花ならアザレアが好きなのかと聞かれますが、実は家庭を持って初めて

住んだ家からとっています。

勝手に外出することもできずテレビだけが相手だったころ、早口でよく聞き

取れないクラフトやDIY番組をひたすら見ることで、自分の中にストックを

作っていました。

少し生活に慣れてからは我が家のリビングのテーブルや他家にお邪魔して、

あるいは地元のお教室で、などお友達数人と過ごすクラフト時間が楽しみの

一つになりました。

日本とは違い、何でも揃う手芸屋があるわけでもなく、あちこち走り回り

言葉の壁を乗り越えて買った材料を並べ、教わり教えしながらの数時間です。

子どものことや家庭のこと、政治の話、美容の話……。

弾丸のように繰り出されるセニョーラ達のおしゃべりに圧倒されながらも、

私の拙い言葉でも理解してくれようとするあたたかさやおおらかさに触れて、

現地の暮らしが一層好きになれる時間でした。

もちろん邦人同士でも同じです。 届いたばかりの大切な日本のお煎餅と酸化して

いないお茶をお供に、買物や安全など情報交換のおしゃべりしをながらの楽しい

クラフトの時間がありました。

ずっとこの時の経験が心にあり、ペーパーフラワーに関わろうと決めた時に、

迷わず私の原点である小さな家の名を使うことにしたのです。