*** 本稿は過去記事の公開のため、クリスマスの話を今頃に、です ***
葉山で人気のお菓子屋さんthree o’clockさんとのコラボで3度めのクリスマススペシャルパッケージ
を作らせていただきました。
過去2度のパッケージは焼き菓子を何種類も載せた大きなソリでしたが、今回は気軽なプチギフト向
けのクリスマスハウスです。
ソリの時はこんな詰合せを載せたいというイメージが先にあり、それに合わせたサイズを出して
デザインする難しさがありました。
今回は市販のダイを使うため、パッケージサイズありきで中のお菓子を考えるという順です。
焼き菓子は型があるものが多く、こちらも予めサイズが決まっています。
さらに味のバリエがあった方がよいので2種類のお菓子を入れたいとのことで。
OPP袋ならバッチリ、ペーパー製でもせめてバッグ型などのパッケージなら可変性があり
細かなサイズ計算をせずにお菓子を作れるのですが、かっちりとしたハウス型のため
three o’clockさんはちょっぴり苦労されたかもしれません。
特別なギフトパッケージに
美味しいお菓子を一層特別なものにするのがパッケージです。
お菓子屋さん御用達のパッケージショップに限らず、近頃は100均でもプロがデザインした
クォリティの高いパッケージがあります。
にもかかわらず、単価が高くなってしまうハンドメイドパッケージを選ぶ理由はやはり、その
特別感ではと思います。
ソリは確か5,6種類のお菓子を載せられる大きさと強度でデザイン、さらにこのサイズをクリス
マスらしく仕上げる、コストも考える、と随分頭を悩ませた制作でした。
が、お菓子を買う目的以上の喜びを商品に落とし込む得難い経験ができたのは幸いでした。
そして何より嬉しかったのは、お客様のご感想です。
美味しさに定評のあるお店のお菓子の詰め合わせという最強の力に引っ張って頂いたのはもちろん
です。
が、このパッケージでワクワクした気持ちやクリスマスの特別感を感じて楽しまれたことがわか
り、クラフター冥利に尽きるというのはこのことかと。
渡す楽しみ、受け取った人の嬉しい笑顔、その両方が一層大きくなって、双方の心に残るお手伝い
ができるのがパッケージ、と思えた嬉しい経験でした。