前回は今季2点販売予定のクリスマスリースをご紹介しましたが、
今回は横須賀カルチャーさんで作っていただいたシンプルな
クリスマスリースのご紹介です。
このところ時間をかけてじっくり作り込む作品が続いていたので、久しぶりに
あっさりと1回で完成する作品にしてみました。
直径13cmほどの華奢なリースです。
クリスマスモチーフは取り外し自由なベルのみ。
3種類のお花のうち、小さな白花は幾つかの作り方をお見せして、お好きな形で
作っていただきました。
メインの赤いお花の作りはシンプルなので、キラキラ加工を加えて
華やかに仕上げています。
クリスマスが終わったら、ベルを外し水引飾りなどを加えお正月も楽しんでいた
だけるようになっています。
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横須賀カルチャーさんでの講座も気がつけば3年近くになります。
1年目は1ヶ月2回で完成するようなボリュームでの作品主体でした。
私自身の工房のモットーに「季節を彩る」と掲げているので、四季折々
の行事や花々を作って楽しんでいただきたかったからです。
でも、通い続けてくださっているうちに同じような作品ばかりが
増えても困る……と思うようになりました。
2年目途中からは、作品数を減らす代わりに必ず幾つか難易度の高い花や
新しい作り方の花を混ぜたり、市販のベースを使わずにリースや花器本体
から作ってみたり、と2〜2.5ヶ月かけて1作品を作ることにしました。
私が講座用の作品をデザインするときに大切にしているポイントがあります。
◯ シーズンクラフトか、通年向けか
◯ 特定の日に向けてのシーズンクラフトの場合は、完成までに何回
開講日があるか
◯ 技法や紙、副資材など何かしら新しい学びが含まれているか
◯ 難易度のバランスがよいか
他にも気をつけていることはありますが、大事なのはこのあたりでしょうか。
どんなに素晴らしいデザインであっても、シーズンクラフトの場合は
その日までに完成しないと意味がないですし、前日に完成させても
飾る時間が短くて悲しいですね。
そのあたりを考えてデザインするので、時間配分もうまくいって
最後の仕上げを急かしたり中途半端にすることなく完成写真撮影までこぎつ
けると本当にホッとします。