春のかけらを作る時間 

新しい年が始まり早くも一ヶ月が経とうとしています。

遅ればせながら今年もどうぞAzalea工房をよろしくお願いいたします。

 

昨年からガーランドをいろいろと作っています。

ありがたいことに、気に入ってくださる方も増えてきました。

作ってみて改めてその魅力を発見です。

例えばフラッグガーランドにペーパーフラワーを使うのですが、

立体感の問題でリースやブーケとは異なるボリュームの花が必要です。

フラッグの柄と合わせてどうか、一枚で素敵でも複数枚になったときに

悪目立ちしていないか、など確認しながらの制作は新鮮な発見ばかり。

今は春向けに柔らかな色、明るい色の花をたくさん制作中です。

机の上は明るい色の紙で溢れています。

小さな花がたくさん並んだ様子は本当に愛らしく、ともすれば

この状況で不安に沈んでしまう気持ちが上向きます。

 

 

新年の寿ぎを発したその口でそのままため息をつく、そんな辛い状況が

続いています。 今年チャレンジを予定していたイベント参加も

春先までのものは延期や中止となりました。

少しずつご依頼の増えていたウェディング用のお花も、お式自体の延期や

規模の変更などでパタリと止まっています。

(はぁ…ホント、ため息ばかり)が正直な気持ちですが、

心がそれだけに支配されているかというと、そんなことはないんですね。

何割か深く考えてみてはいませんが、それでも「作りたい!」という

気持ちが消え失せることはないし、売り先がなくなっても新作を作る意欲が

なくなることはない。。。

 

これ、おもしろいですね。

趣味やボランティアで作っているわけじゃないから売り先がないと

とても困ります。でも。

 

バレンタインイベントがなくなってしまっても、

・バレンタイン用にこんなカードを添えたらどうかな?

・こんなギフトボックスはどう?

とあれこれ試作し、アイディアノートにメモをとる自分がいます。

 

作ること、生み出すことを楽しむ自分がいないことには、

お客様に素敵と思っていただけるものを届けることはできない、

そんな気持ちを忘れずに今年も花を作りたいと思います。