第27回国際平和美術展に出展します

私のペーパーフラワーは決してアートではなく、どなたかに購入していただくものは商品と呼び、講座で皆さんが作る参考にするものはサンプルと呼ぶものだと思います。
普段どうということのない話の中では、多少の照れを含みながら「作品」と言ったりもするのですが。

そんなAzalea工房のペーパーフラワーですが、今年も2つの展覧会に出展いたします。

第27回 国際平和美術展 〜 国内展

World Peace Art Exhibition 2019〜Kanagawa to Vienna
日本・オーストリア外交樹立150周年記念

☆会期:2019年6月18日(火)〜6月22日(土)
☆会場:神奈川県民ホールギャラリー

         (横浜市中区山下町3−1)

「芸術文化を通じた平和希求」がテーマのこの展覧会は、国内約200名のアーティストが作品展示をするとともに、平和へのメッセージを寄せるものです。
日本画、洋画、彫塑、陶芸、工芸、写真、書道他と多くの分野の作品が一同に
会する展覧会のため、ご自分の好きな分野以外にも多くの作品に出会うチャンス
があります。
心を揺さぶられたり、考えさせられたり。
自分では思ってもみなかった感情が湧き出る、そんな作品に出会えるかもしれません。
ぜひ、梅雨の合間にお出かけくださいませ。

出展作品について  〜 その1〜

平和希求をアートで表現するってどんなふうにすればよいのか…。
出展を決めた12月末から作品を完成させ送り出すその日までずっと考え続けていたのは、テーマをペーパーフラワーにどうやって落とし込むかでした。

花と平和は相性がよく、さらには平和のシンボルとされるハトや鐘などとも合わせやすいのは確かです。
でも、花を使った作品はよほどひねりを利かせたものでない限りは「きれい」という一言に集約されるのではないかしら。

私の作るペーパーフラワーは親しい方やご自身への贈り物、結婚式や誕生祝いなど慶事へご利用いただくことがほとんどです。
あるいは同じものを講座で作り、ご自分の手で美しいものを作り出した充実感や喜びを感じていただき笑顔になるためのもの。

その花を、平和希求に落とし込むにはどんな形がいいのか、いつもは抽象的な意味を含んだ制作していないので、結果として約4ヶ月の準備期間の半分ほどは構想に費やすことになってしまいました。
これから数回に分けて、制作の日々を整理してまとめたいと思います。