春のブーケにはマムを

シンプルにマムを

道を歩いていてもほのかにいい香りが漂う季節ですね。
我が家のジャスミンやラベンダーが咲き出し、用がなくとも庭に出たくなります。
ガーデンファニチャーを置いて外で制作…なんて夢もあるのですが、現実は洗濯物を取り込んだ後、縁側で……という我が家です。

春のブーケに入れるマムを作りました。
基本のカールをつけて、貼り重ね、の単純な繰り返しで作れるのですが、実はこの基本のカールがくせもの。
レッスンでも案外この単純なカールに手こずる方が多いのです。

私自身、このカールはちょっぴり苦手意識がありますが、あえてマムを作るようにしています。だってこんなに愛らしい花を作らないなんて!

今年の春のブーケ第一弾は改元記念に華やかなものをと予定していましたが、180度趣の異なるブーケを作ることにしました。
難しそうに見えるけれど、基本のカールで作るミニブーケです。

基本ではあるけれど、単純に紙を切って貼った工作に見えないような工夫を凝らしています。
ペーパーフラワー作りの面白さの一つに、紙をどこまで使い込めるか試行錯誤できる点があると思っています。同じ花でも紙を変えれば見え方も変わり、同じ紙でも花を変えれば雰囲気が変わり……。
色付けした紙を使うか、ぴったりな色の紙を使うか、それによっても雰囲気がずいぶん変わります。

その試行錯誤が楽しく、ますますこのクラフトの魅力にはまる毎日です。

幼な子が見つめるような……