はじめまして

はじめまして

2014年晩夏より、

「作って楽しい♪飾ってニッコリ♡」をモットーに

季節を楽しみ暮らしを彩るペーパーフラワーの制作販売と

講師活動をしている、Azalea工房です。

 

今までの活動記録はアメブロのAzalea工房

に記してきましたが、この度こちらで発信させていただくことにしました。

過去のアメブロ記事は、少しずつこちらに引っ越しさせる作業中です。

 

 

 

 

 

ペーパーフラワー?

Azalea工房では主にファンシーペーパーを材料にしてお花を作っています。

ファンシーペーパーとは、簡単にいうと、色や風合いが様々になるよう作られた

特殊洋紙のことです。

といっても入手困難な紙、というわけではなく、ちょっと大きめの画材店や

文房具店でも購入できるものもたくさんあります。

例えば100均にある色画用紙、もファンシーペーパーの一種ですね。

こういった紙を切ったり型抜きしたり、あれやこれやの作業をして

一輪のお花に仕立てるのがAzalea工房のペーパーフラワーです。

紙なので、とても軽く、様々な色合い風合いのお花が作れます。

 

Azalea工房の目指すペーパーフラワー

自然のお花が一番!

それは昔から、そしてこれからも変わらない気持ち。

自然の造形に優るものはないと思っています。

さらにいうと、お花を作る素材としては布やクレープペーパー、リボンな

ど、もともと柔らかさ、しなやかさがあり、透明感があるもの、熱を加え

たり自在に染め上げることのできるものが向いています。

ペーパーで本物に見えるように作るためには作る花の特徴に応じてこれら

の素材と同じ質感を作り出すための複雑な工程が必要です。

障子紙ほどの薄く透ける素材の紙を素材に染めを加えると、とても美しく

ふんわりと儚げな花が作れます。

が私は厚い紙、といってもノートの紙よりは厚く、ハガキよりは薄い、色

紙で作っています。

 

お花をお花たらしめる何か

小さな頃、画用紙にクレヨンでいろいろなお花を描いた経験がどなたも

あるかと思います。色も形もこれ以上ないくらいに簡略化され、サイズに

至っては側の自分や猫よりも大きかったりする、色とりどりの花たち。

でもチューリップはチューリップに見え、ヒマワリはヒマワリに見えまし

た。ピンクでひらひら波々と描いたなんだかわからないお花は、ヒナゲシ、

サクラソウ、コスモス、と絵のシーンや見る人によって姿を変えます。

花ごとの造形の違いを知らずパッと思うままに描いた花でも、なんとなく

あの花だと思ったり、見たことのある花壇や花束を思い浮かべるのはどう

してなのかな、と考えるようになりました。

 

花弁やシベの形や数、色などを本物ソックリに作り込めば作り込むほど

却ってイミテーション感が強くなるような気もします。

ソックリになればなるほど造形の見事さに感嘆しても、命が通っていない

なんとはなしの違和感は残るからではと思います。

でも、命あるお花は生花だけなのに、いろいろな素材で作られたクラフトの

お花たちでも活き活きとしたお花に見えるものがあるのはなぜでしょう?

 

Azalea工房の目指すお花

最近のAzalea工房のお花はハンドカットや僅かに色付けを施すことも多く、

初期の頃よりは手をかけて作るものが増えています。そのせいか、写真で

ご覧になったからは「紙とは思わなかった!」「本物かと思った」と

びっくりされた感想をいただくことも出てきました。

花弁やガク、シベなどの細部はホンモノとは違うものだったりしても、やはり

同じ感想をいただくのです。

ホンモノそっくりを目指してはいなくても、それはとても嬉しい感想でした。

ご覧になった方の心のなかで、気づかぬうちにぼんやりと花にまつわるシーン

が想起されているから、ありえないシベの形、全く足りない花弁数、現実には

ない色合いなどは問題にもならず、ただ「きれいな花!」とパッと笑顔になる

のかもしれないと思うようになりました。

 

紙を含めた他の素材で花を作られる方の心動かされたデザインをよく見てみると、

必ずしもソックリに作られてはいませんでした。それでも、その花の持つ特徴をよく

捉え、選んだ素材を活かしているものばかりでした。

特徴を捉えるとソックリに作るは似て非なるもの。同じように紙を素材に素晴らしい

花を作られる方々の作品にうっとりしながら、自分はどんな花を作りたいか、試行

錯誤の毎日です。

 

花の持つ柔らかさ、しなやかさ、儚さ、透明感などの質感から遠い平面の紙を

素材に選んだからには紙が持つ特徴を生かして作っていきたいと思います。

そして、頭に浮かんだお花のエッセンス部分を取り出し、うまく増幅させて

心に残るお花を作るのがAzalea工房の目指すところです。

 

 

このブログでお伝えすること

カルチャースクールや公民館など場所をお借りしてのお教室の他、

自宅レッスン、訪問レッスンなどのお知らせや開催報告など。

また、販売については現在 Le confilleさんに委託販売をお願いしているので、

こちらも新作納品時などを中心にお知らせしていきますね。

 

今までどおり、制作にまつわるお話なども書きたいな、と思っています。

 

 

というわけで、はじめましての方も、以前からの方も、

新しいAzalea工房ブログへようこそ!